ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?今年は稀に見る晴天続きで、休みがしっかりとれた方にとっては、そしてきっちり計画を立てられていた方にとっては、気持ちよく過ごせたのではないか。少なくとも、気持ちのよい自然環境は整っていた。


休みの後半に、ルーブル美術館展に出かける。
神戸市立博物館で催されていたもの。
主催は、神戸市立博物館、ルーブル美術館、朝日新聞、朝日放送。
後援は、外務省、文化庁、フランス大使館、BS朝日。
日仏交流150周年を記念して、ルーブル美術館が有する美術工芸品のコレクションのうち、フランス宮廷が最も輝いた18世紀、ロココ(ロカイユ)から新古典主義に至るまでの選りすぐりの140点を紹介するもの。
当たり前だが、間違いなく素晴らしい美術品ばかり。7月までやっているので、観たことがない方はぜひ。ルーブル御大を拝んだことのある方も、ぜひゆっくりと。
さて、行かれる方は、必ずカタログを買われたし。とても充実しています。展示品すべてについての詳解、その他巻末についている三本の論文が秀逸。それから、まさに最後に、ブルボン家、ハプスブルグ家の家計図、及び同時代の関連年表が掲載されているので勉強になる。


カタログの論文のタイトル。
1 物語を語る
2 ポンパドゥール公爵夫人が宮廷人として必要とした技術と学術
3 マリー=アントワネットと日本
これを読んで唸る、、、
それから、実際に展示を見回っていて、美術品横に掲出された、説明文というのか、解説文というのか、それを読んでも、いちいち唸る、、、
そして、物理的にも心理的にも、しばし立ち止まるのである。
この唸りの根拠は、なるほどと理解、首肯して深く気持ちよい感情から出でたものと、知識教養不足によって完全に切り返されて苦しい気持ちから出たものと、その二種類がある。そして後者が一定積み重なってくると、「勉強しないといかんな」という気持ちにせっつかれて、美術品の鑑賞行為自体にも、苦しさが染み出してくるのだ。
先の論文3 マリー=アントワネットと日本に記されているのは、フランス本国におけるマリー=アントワネット理解(現代変容しつつあるものの)と、日本における同理解には相当の乖離があって、それがどこから来るのかというものだが、結局のところ、日本人は、中学、高校の教科書において欧州の歴史をほとんど学ばないところに起因していると。早速後日本屋にて教科書をめくってみても、やはりフランス革命が「数行程度」で語られている。これでは美術品の背景を理解することなどできない。その数行すらまともに履修しない注意散漫な学生、すなわち自分、いわんや、である。社会人になって、多少の知識を入れたとしても、宮廷の内情までは、、、ねっ。
そんなわけで、まあいいやで済ませればいいのだが、それで良しとしないのが抗えぬ「サガ」であって、これから少しは勉強していきたいと思う。もちろん、宮廷人でもない私は、「そんなこと」ばかりしている訳にもいかないが。

それから休みの後半には、以下目的に応じて、それぞれの店で食事をする。
いずれも、北野の伝説「ジャンムーラン」の血を引くもの、らしい。
1 事務所の食事会に、心斎橋の「リュミエール」
2 妻との食事会に、北野の「シェ・ローズ」
どちらも素人が評価するなどおこがましい素晴らしいお店だと思われ、よって、素人にも十分に良さが伝わるという点においてだけ、素晴らしいとお薦めしておきたい。
|