
久しぶりです。当事務所は今日から仕事初め(とはいわないのか),ゴールデンウィークは終わりです。ということで,またこれから,本年も一年の半ばを迎えますが,何卒宜しくお願いします。
ところで今日夏が来た。休み中も結構天気がよくて暖かい日が続いたけど,きっと今日夏が来たのである。今日はとても暖かく,いや汗が流れたことから明らかなように大変暑く,まさに夏の匂いがした。明らかに数日間の晴れ間とは違う太陽。
しかし本格的な夏の前には,苦手な梅雨の到来も約束されている。いましばらくの夏の予行演習をせいぜい楽しんでおきたいものである。
さて,今日は午後から公証役場で遺言公正証書の作成に立会い。今回は,証人にならせていただいた。この前の回の別の依頼者の方の際には,遺言執行者にならせていただいたが(私がお手伝いした遺言では,確実な執行を期するため,およそ遺言執行者として指定していただくようにしている),今回の遺言執行者はご親族。ご親族に面倒を見ていただけるに越したことはない。
証人とは,遺言が有効に成立しているかどうか,遺言者が話した内容どおり公証人が公正証書を作成しているかどうかを遺言公正証書の作成に立ち会って確認し,証するもの。二名必要。訴訟法上の証人ではなく,民法の規定に根拠がある。
ちなみに,遺言書の作成は(自筆,公正証書を問わずで)様式行為と言って,法に定められた内容にのみ効力を付与することができ,また法に定められた要件を満たしてなされなければその効力が無い。つまり無効となる。公正証書の場合には,公証人の先生が関与するので心配はないが,自筆証書を作成する場合にはぜひ気をつけて貰いたい。最近はテレビなんかでよくやっていると思うがくれぐれも専門家の援助を仰いで欲しい。
さてそれはよいとして,今日遺言をされた方は御歳八十と○歳。なんと今日が誕生日である。誕生日に遺言をすることがめでたいのかそうでないのかは分からないが,何かの因果か。将来自己の意思を実現しうるという点を見れば,一応「良いこと」に位置づけられるのか。
公証人からもその点を指摘され,静かに微笑んでおられた。女性であるが,なんと美しい姿かと思った。無事遺言を作成し終わり,ご子息の車に同乗され帰宅されたのだが,帰り際に「どうぞ近くまで乗って行ってください」と繰り返される姿に,また暖かい気持ちになる。結局電車で帰ることにしたが,とても嬉しかった。
ところで日本は高齢「化」社会などではなく,極度の高齢社会に突入した。社会的には,この事実はおよそ悲観的な切り口で語られるものであるが,今日お会いした方などを見ていると,とてもすがすがしく,上品で,おだやかで,なおかつ凛とした強さを感じる。
皆がそうではない,私の祖母も長期間床に伏せ,高齢社会には沢山の問題があることをまた実感として理解するものであるが,そんなことばかりではない。
若いものは,豊かな社会を築いた方々を尊敬し,尊重し,貴重な教えを請い,また人生の先輩たるものは,若いものを育て,責任をもって指導し,許し,模範となる美しさを提示する,,,きっと若いものも,先輩も,その負担に相応した十二分な充実感を得られるのではないか。その共生から。
ちょっと話しがそれた気がするけど,そんなことを考えながら,スタッフともに電車に揺られなどした,休み明けの今日でした。今日からまたブログも書いてきます。
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