雨のち晴れ。
久しぶりの三連休が開けて,本来なら爽やかな気持ちでいつもより一日少ないウィークデーの始まりを迎えたい今日ですが,あいにくの雨。しかもしっかりとした雨です。 空を見上げれば,一面に間断なく分厚い雲が敷詰められていて,明日も一日雨であるという天気予報の正確であることを裏付けるかのようです。
今日は朝から一日,裁判所を回るスケジュールです。 午前11時30分から奈良地方裁判所(奈良市)で破産関係の期日,午後1時40分から奈良地方裁判所葛城支部(大和高田市)で同じく破産関係の期日,そして午後4時から,同裁判所で同期日が開かれ,朝方事務所を出てから夕刻まで事務所に戻ることができません。 よって,こんな日は,事務所から必要資料を持ち出して,ノートパソコンで急を要する書類の作成等をすることになります。
さっきまで,空きの時間を利用して仕事をしていたのですが,少し疲れたので,少し頭を休めるために,今,この記事を書き始めているところです。そう,ボンネットに打付ける雨音をBGMにしながら。
さて,今日期日がある依頼者は,内二名がかつて事業者で,ある時期順調に事業経営をしながらも,時代の流れと経営環境の変化,そして少しの経営判断の甘さから,自己破産を選択せざるを得なくなったという方々です。
いずれの方も,長きに渡り,そして好景気不景気という大きな時代のうねりを経て事業を継続してきており,事件を処理する過程で様々な過去の出来事をおうかがいすると,長期に渡り時代を超えて事業を継続することの難しさを感じます。 また,このほんの二十年の間にも,日本が全く様相を異にするいくつかの国に変化しているような錯覚すら覚え,世の無常を実感したりするのです。
と,ただでさえ感傷に浸りやすい雨の日に,下を向いてパソコンに向かっていると,あっという間に時が過ぎて,そろそろまた裁判所に行かなければならない時間です。
今日,そしておそらく明日も降り続くこの冷たい雨は,それでも数日後にはきっと上がり,暖かい日射が澄んだ空気を照らします。
あいにく事業をたたんで自己破産に至った依頼者の方々も,この手続きを終えて踏み出す新しい人生が,きっと明るく眩しいものであると信じて,また一から人生を築いていって欲しい,そう願うものです。
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